感想とか

腐ったオタクの長文壁打ち倉庫

好きだ、ガラかめ

ガラスの仮面 49 (花とゆめCOMICS)

ガラスの仮面 49 (花とゆめCOMICS)

BS朝日でドラマ版ガラスの仮面の再放送を観ている。

演出に時代を感じたりもする(空に浮かぶ回想とか)が、やはり面白い。月影先生の再現率が尋常ではない。基本ストーリーは原作をなぞっているが、オリジナル要素もちょくちょく挟んでいるので、原作既読でも新鮮に楽しめる。原作ではおとなしめな紫織さんがメチャクチャ攻撃的で驚いた、頑張って色々暗躍してほしい。あとマヤちゃんの腹違いの兄というオリキャラにもビビる。


漫画ガラスの仮面は少女漫画の金字塔としてその名を馳せているが、未完の漫画としてもあまりにも有名だ。
連載開始は1976年のことなので、すでに40年以上経っている。完結まで何年かかるのか、そもそも完結してくれるのか。
キャラクターがカメラ付き携帯を使う描写が出てきたときは驚いたが、完結する頃には彼らはどんなデバイスを使いこなしているのだろうか。


私はガラスの仮面のキャラクターでは亜弓さんが好きである。
姫川亜弓は恵まれた家柄、容姿、能力の持ち主である。まわりには天賦の際の持ち主と思われているが、実際は親の七光りではない自分自身の力を認められるために必死で努力している。
一方主人公の北島マヤは全てにおいて平凡だが、演劇にかける情熱は激しい炎のような少女だ。月影千草はマヤを天才と称している。
天才と思われている人が実際は努力の人で、一見平凡な少女が本当の天才という構成。う~~~~ん、痺れる。


こういう、第一印象と実際の性質が180度違うキャラクター造形と対比があまりにも好きだ。ギャップ萌えというか、なんというか。
例えばFF7では、エアリスが一見おとなしそうでティファがイケイケな印象だ。だが実際クラウドを引っ張ってくれるのはエアリスで、ティファは実は内向的なところがある。萌える。
エヴァでも、儚い綾波レイと自我の強いアスカの対比……と見せかけて、後半アスカは怒涛の勢いで精神の脆さや弱さを見せつけてくる。うーんアスカ……なんてカワユイのか……エヴァの話は長くなるからまたこんど。


しかしそれにしても、早くガラスの仮面の続きが読みたい。兎に角読みたい。
紅天女を演じるのは亜弓さんとマヤちゃんのどちらになるのか。というか我々読者がその答えを知る日は来るのだろうか。来てくれ。
個人的にはどうしても亜弓さんに頑張っていただきたいが、やはり物語的には主人公のマヤちゃんになるのだろうか。
私としてはマヤちゃんには演劇よりも恋愛を成就してもらいたい。というか真澄さまの愛が成就してほしい。ハミルと亜弓さんの関係も気になるけどね!
連載開始から何十年も経ち、ようやくマヤちゃんと真澄さまの心が通じあうところまでたどり着いたのだ。

はやく二人で伊豆の別荘に行ってくれ!!!!