感想とか

腐ったオタクの長文壁打ち倉庫

おいでませ、世紀末~『東京BABYLON』そして『X』in 令和~

いや今は平成何年なんですか???


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大昔に東武ワールドスクウェアで撮影した東京タワー。ガラケー画質。


わたしの好きな漫画のひとつに、CLAMP先生の初期作品『東京BABYLON』がある。

可愛らしい絵柄とスタイリッシュなデザインの素晴らしさは勿論、都会に生きる人々の生きざまと共に主要人物3人の人間関係と運命を描くストーリー展開が読者を惹き付ける、CLAMP先生屈指の名作だと思う。
CLAMP作品を完全網羅はしていないのだが、CLAMP作品で一番好きな作品を訊ねられたら、わたしは『東京BABYLON』を挙げるだろう。


さて、この『東京BABYLON』という作品、1993年に完結している。
そしてキャラクターたちのその後がCLAMPの別作品『X』で描かれているわけなのだが、一応それぞれ独立した作品という取り扱いだ。『東京BABYLON』は『東京BABYLON』できちんと完結しているし『X』は『東京BABYLON』の続編ではない。

個人的な解釈だが……
『X』の昴流たちの過去はおおむね『東京BABYLON』のような感じなのだが『東京BABYLON』そのものではない。
同じように『東京BABYLON』の昴流たちの未来がそのまま『X』に繋がるとは限らない。
という感じだ。
(個人的にはBABYLONの直接の未来はX劇場版かな、と思っている。おそらく当時のファンは劇場でさぞショックを受けたことと思うが……『X』16巻を読んでいると、劇場版のあれがトゥルーエンドでもいっそいいのかな……と思うのだ)
ただ『東京BABYLON』を履修してから『X』を読んだ方が面白いだろうとは思うので、未読の人には是非『東京BABYLON』を読んでから『X』を読んで欲しい。
(ついでに言うとCLAMP学園三部作も読んでおいて欲しい)


『X』は地球の命運をかけた世紀末の戦いの物語だ。
地球がどうなるか、それはもちろん気になるのだが、魅力的なキャラクターたちがどんな運命をたどるのかということのほうが、読者の関心をひく作品だと思う。
昴流たちのその後を見届けたくて『X』を読む人もたくさんいるだろう。


そんな『東京BABYLON』にとって姉妹編ともいえる『X』は現在、長い長~~~~~~~~い休載中である。
休載の理由等に関してはここでは触れないが、たいていのCLAMPファンは『X』の話題になるたびに「再開して……」と言っていると思う。
気付けば休載が17年くらい続いている状態だが、決して諦めたくないのでわたしも再開を日々祈るのみである。いや17年て。


さて現在、CLAMP画業30周年特設サイトの公式Twitterでは謎のカウントダウンが行われている。

10月26日に何らかの動画が公開されるようなのだが、これがどうやら『東京BABYLON』に関するもののようなのだ。


カウントダウンに関する最初の投稿↓


約20分後のわたし↓


「STARTって東京BABYLONのサブタイにあったじゃ~~~~ん、しかも1990って連載開始年だし、これはBABYLONなんかありますかね??な~んつってガハハハハ」みたいな「まぁ、そうではないのだろうけれど、そうだったら嬉しいな」くらいの気持ちで反応していたのだが、翌日の投稿でさすがに真顔になった。



『PAIR』もまた『東京BABYLON』のサブタイトルである。

ネット上でカウントダウンに対する反応を見ると、サブタイトルのみならず『東京BABYLON』単行本のイメージカラーおよび巻数との一致も指摘されていた。ほ、ほんとだ……

その後のカウントダウンも『OLD』『SAVE』『CALL』『SMILE』と『東京BABYLON』のサブタイトルの連続である。単行本カラーおよび巻数の数字の法則も破られていない。
もう発表が『東京BABYLON』のなにかであることはほぼ確定といった状態である。


わたしは『東京BABYLON』のリアルタイム読者ではない。初めて読んだのは刊行から数年経った文庫版だった。当時『ツバサ』『xxxHOLiC』が連載中で、CLAMPの過去作品に興味をもったのがきっかけだった。『xxxHOLiC』1巻で言及されていた「優しい陰陽師」が登場する作品と知って『東京BABYLON』を購入したように思う。
その後、他の作品もそれなりに読んだが、一番好きなのは『東京BABYLON』だ。
リアルタイムで追いかけることが出来ていたら、さぞ楽しかったろうと思う。ジュリアナ東京OVA記念イベント開催とか……すごすぎる……


というわけで、今回の企画で『東京BABYLON』の新たな展開に立ち会えるかもしれないと思うと、興奮を禁じ得ない。


テレビアニメ化だと嬉しいな、でも時代背景は絶対に変えないで欲しいな、原画展もいいな、過去に出たOVAや実写ビデオ版のBlu-ray化なんかもありがたいな、装丁の凝った新装版が出ても素敵だな…………などなど、妄想はとどまることを知らない。

とにかく、10月26日に動画が公開されるのを待つばかりである。










……で、個人的にはこの『東京BABYLON』の新企画とともに『X』が再始動してくれたら嬉しいことこの上ないな~~~~~~~~と思っている。
今回なにかしらの企画が発足することで、初めて『東京BABYLON』という作品に出会う人がたくさん出てくるだろう。
ただ、そのときに関連作品である『X』が休載状態なのはあまりにも勿体ないと思うのだ。

CLAMP画業30周年企画が動いている今なら、連載再開のタイミングとしても悪くないと思う。

↑こんな感じで……どうでしょう……


あるいは動画を再生すると『DESTINY』の単語の回りに他の文字が浮かび上がってきて『THEIR DESTINY WAS FOREORDAINED,1999.』の文章が出てきて『X』!!!ってなるのでもよいです。



とにもかくにも、なんらかの形で新しい昴流くんと北都ちゃんと星史郎さんに会えるのは確定なので、ひたすらに楽しみなのである。


来たれ、世紀末!!!!!