惣流に投票したい

全エヴァンゲリオン大投票の企画が発表され、現在投票期間中。

この投票企画がほとんど新劇場版に焦点を当てたものであることと、取り扱いの大雑把さに非常にショックを受けている。

なんというか、以前の全ガンダム大投票では存在した執念じみた情熱が一切感じられないのだ。
全ガンダム大投票でアムロに投票しようと思ったときには、ファーストのアムロ、Ζのアムロ、逆シャアのアムロなど、選択肢があった。
キャラランキング結果発表でも、別カウント同一人物の票を合算した「総合ランキング」と、合算しない「作品別ランキング」が存在した。

その丁寧さに私は感動したし、きっとすげぇガノタがきちんと企画に関わっているんだろうなぁと感じたものだ。
こんな風にコンテンツを取り扱ってくれる大投票企画は信頼できる。そう思った。

ところがどっこいの全エヴァ大投票である。

投票対象の基本はヱヴァンゲリヲン新劇場版である。投票画面の画像も基本は新劇場版。新劇場版に登場しないキャラクターにはテレビ版の画像が使われている。と思ったら新劇にも出てるユイさんの画像はテレビ版だ、なにゆえ。
使徒やエヴァも新劇場版ベース。
台詞部門では、重複類似の台詞は新劇場版に統一されている。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版は、新世紀エヴァンゲリオン及び劇場版（以下、旧版）の「リメイク」ではなく「リビルド（再構築）」作品だ。
それゆえ、キャラクターや設定の根幹が大きく違う部分も多々あり、別作品として鑑賞するのが基本だと思っている。

にも関わらず、全エヴァ大投票ではそれを一緒くたにしている。

一番顕著なのは、アスカの扱いだ。

キャラクター投票リストに存在するのは、式波・アスカ・ラングレー。

惣流・アスカ・ラングレーは、どこにも存在しない。

な……何故に…………

アスカは新劇場版と旧版でもっとも大きく違うキャラクターだ。

惣流アスカに存在した加持への思いや母親関連のトラウマは、新劇場版ではばっさりカットされている。

さらに、旧版後半、特に旧劇場版で強く描写されたシンジへの執着心は今のところ新劇場版には存在しないので、惣流と式波の比較をすれば、人格・性格の差異は明らか。

とはいえその可愛らしさやプライドの高さ、時折見せる弱さは、やはり「アスカ」なのだ。

惣流と式波は、全くの別人ではないのだが、同一人物というのは憚られる。

それゆえ、私がアスカの話をするときは、惣流と式波で区別をつける。
ほかのキャラクターについても、新劇場版と旧版で区別はつけるが、アスカほどではない。

新劇場において姓が変わったのはアスカくらいだ。
（厳密にいえば碇夫妻も姓の扱いが変わっているが。）
姓の変更は、製作側からの「式波は惣流とは別物だよ」という表明だと思っている。

全エヴァンゲリオン大投票の企画を知って、私はまず、惣流に投票しようと思った。

エンターテイメントとしてのエヴァは新劇場版の破が最高傑作だと想っているが、私が墓まで持っていくのはテレビ版と旧劇場版だ。旧劇場版の惣流の危うさと脆さと激しさは今見ても強く惹き付けられる。もしかしたら二次元の女性キャラクターで一番好きかもしれない。

シンエヴァ公開を目前に控えたタイミングでの大投票企画。メインが新劇場版になるのは仕方ないが、旧版への愛をこの機会に叫ぼう、そう考えた。

大投票公式ホームページを開くまでの間、ふと、もしや惣流には投票できないのでは？と思ったが、そんなはずはないと己に言い聞かせる。

そして、キャラクター投票の一覧ページを開いて。

そこにやはり惣流はいなかったのだ。

……アスカの件を除いても、今回の大投票、なんだか痒いところに手が届かない。

キャラクター投票一覧に、惣流アスカの母親である惣流・キョウコ・ツェッペリンがいないこととか……（アスカの父と義母には投票できるのに！？）

綾波レイとアヤナミレイ（仮称）は別カウントにすべきでは？？とか……（本音としては１人目２人目３人目も別にして欲しい）

キール・ローレンツがキール・ロレンツ表記になってるのとか……（ていうかゼーレのメンツ、キールだけ！？左様の人は！？）

使徒投票リストが基本使徒名でなくナンバリングで表記してるのに第１７使徒でなく渚カヲル表記なのとか……（テレビ版弐拾四話を出典としているのに！）

エヴァ投票リストに旧劇場版の量産型がいないのとか……（明らかに意図的に外されている……）

２号機にはリストにいるのに弐号機はいないのとか……（弐号機はテレビ版と旧劇でデザインが違うのでそこも区別してくれ）

あと台詞部門で三点リーダーや！や？の使い方が統一されてない気がする、とか……

…………

う～～～～～～～ん、

雑！！

細かいことをグチグチ言うめんどくさいオタクと思われるかもしれないが、全エヴァンゲリオン投票を名乗るならもう少し何とかして欲しい、と思ってしまうのだ。
そもそもゲーム版とか漫画版が除外されてる時点で全エヴァンゲリオンではない気もするし……
いっそ新劇のみに限った方がわかりやすかったのではないだろうか。

とにかく、私の一票を惣流に捧げたい。

あと、弐号機にも投票したい。

……せめて量産型への投票くらいは可能にして欲しいのですが無理でしょうか。

惣流に投票したいこの気持ちは、台詞部門で惣流の台詞に投票することでなんとかするしかなさそうである、今のところは。

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好きだ、ガラかめ

ガラスの仮面 49 (花とゆめCOMICS)

BS朝日でドラマ版ガラスの仮面の再放送を観ている。

演出に時代を感じたりもする(空に浮かぶ回想とか)が、やはり面白い。月影先生の再現率が尋常ではない。基本ストーリーは原作をなぞっているが、オリジナル要素もちょくちょく挟んでいるので、原作既読でも新鮮に楽しめる。原作ではおとなしめな紫織さんがメチャクチャ攻撃的で驚いた、頑張って色々暗躍してほしい。あとマヤちゃんの腹違いの兄というオリキャラにもビビる。

漫画ガラスの仮面は少女漫画の金字塔としてその名を馳せているが、未完の漫画としてもあまりにも有名だ。
連載開始は1976年のことなので、すでに40年以上経っている。完結まで何年かかるのか、そもそも完結してくれるのか。
キャラクターがカメラ付き携帯を使う描写が出てきたときは驚いたが、完結する頃には彼らはどんなデバイスを使いこなしているのだろうか。

私はガラスの仮面のキャラクターでは亜弓さんが好きである。
姫川亜弓は恵まれた家柄、容姿、能力の持ち主である。まわりには天賦の際の持ち主と思われているが、実際は親の七光りではない自分自身の力を認められるために必死で努力している。
一方主人公の北島マヤは全てにおいて平凡だが、演劇にかける情熱は激しい炎のような少女だ。月影千草はマヤを天才と称している。
天才と思われている人が実際は努力の人で、一見平凡な少女が本当の天才という構成。う～～～～ん、痺れる。

こういう、第一印象と実際の性質が180度違うキャラクター造形と対比があまりにも好きだ。ギャップ萌えというか、なんというか。
例えばFF7では、エアリスが一見おとなしそうでティファがイケイケな印象だ。だが実際クラウドを引っ張ってくれるのはエアリスで、ティファは実は内向的なところがある。萌える。
エヴァでも、儚い綾波レイと自我の強いアスカの対比……と見せかけて、後半アスカは怒涛の勢いで精神の脆さや弱さを見せつけてくる。うーんアスカ……なんてカワユイのか……エヴァの話は長くなるからまたこんど。

しかしそれにしても、早くガラスの仮面の続きが読みたい。兎に角読みたい。
紅天女を演じるのは亜弓さんとマヤちゃんのどちらになるのか。というか我々読者がその答えを知る日は来るのだろうか。来てくれ。
個人的にはどうしても亜弓さんに頑張っていただきたいが、やはり物語的には主人公のマヤちゃんになるのだろうか。
私としてはマヤちゃんには演劇よりも恋愛を成就してもらいたい。というか真澄さまの愛が成就してほしい。ハミルと亜弓さんの関係も気になるけどね！
連載開始から何十年も経ち、ようやくマヤちゃんと真澄さまの心が通じあうところまでたどり着いたのだ。

はやく二人で伊豆の別荘に行ってくれ！！！！

ブログ開設～

ネットの海に漫画やアニメの感想とかを垂れ流ししてぇ～～～～～～！！

そう思いブログ開設に至りました。

ツイッターでポツポツ呟くだけで満足できないとき、こっちで色々残しておこうと思います。

あと文章能力の低下を年々感じるので、人様に見せる文を書く努力がしたくなり。

とりあえずは、気が向いたときに書けるように。