感想とか

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シンエヴァネタバレ感想いまさら追記

前回の記事でだいたい書きたいことは書き上げたつもりだったのですが。
人と話していて気づいた「シンエヴァ許せねぇポイント」があったので記録。
例によって否定的な文章です。



まぁ……ネオンジェネシスしてエヴァのない世界にしちゃえる都合のよさ、ですね。

Qの時点で語られた「槍でやり直す」って、すごくシンジくんにとって都合のよい話で、観ているわたしとしては「そんな上手い話はないよ」って思う部分だったんですね。

ところが、シンエヴァでは槍でやり直すどころか槍で世界を創造してしまう。


考察を全然していないので間違った解釈かもしれないのですが。
最後の駅のシーンのシンジくんはDSSチョーカーをつけている。すなわちあの神木シンジくんは視聴者が今まで見ていたシンジくんとイコールのはず。ただ、駅周辺の風景はニアサードインパクト後の世界とはまるで違うように見える。例えば第3村が14年経ったとしても、あそこまで復興するとは思えない。

なので、シンジくんは今までのエヴァ世界から新たに創造したエヴァのない世界に居場所を移した……のだと思われます。世界線を乗り換えたとでもいうのでしょうか。

そして、駅でのやり取りからしてマリも今までのマリと同一人物と考えられます。そのマリがシンジくんの罪の象徴を取り払って、ふたりで新しい世界に進んでいく……という話なのかなと。

向かいのホームにいた人たちがなんなのかはわからん。なんとなく今までの彼らとは別人ぽい。

とにかく、手を引いてくれる人といっしょに、新たな世界に駆け出していくという終わりかたでした。



旧劇場版において、シンジくんが補完を否定しても、世界はもとには戻りませんし、もちろん新しい世界を作り出すこともできませんでした。まるで滅んだような世界だけが、わずかな希望をもって生きていくことを決めたシンジくんの居場所なのです。

非常にヘヴィーな結末なんですけど、でも現実ってそういうものですよね。起こってしまった事実は永遠に結果として残るし、その過去を抱えて人生をまっとうしなければならない。

首を絞めたり頬を撫でたり罵倒したりしながら、他者と歩み寄ったり突き放したりを繰り返していく。

旧劇で描かれた、ささやかな希望で現実を生きていく……という物語に魅せられた身としては、ネオンジェネシス新世界創造はずるい!!!!って感じでした。
エヴァラストも世界再構築系なのでずるい。


うーん旧劇と新劇場版は別の次元の物語だけど新劇場版世界からはマイナス宇宙·裏宇宙を通じて旧劇世界が観測可能とかそういう解釈にするかな……
やはりTV&旧劇が自分にとっては絶対唯一無二過ぎて、後付けで新劇場版世界に内包されるのがツラすぎるのでひたすら自分に都合のいい解釈で行きます。